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こんにちは。 生活革命の広報担当です。
とてつもない猛暑が続きますが、体調など崩されていないでしょうか。ロボットやPepper(ペッパー)は直射日光に弱いので外での活躍が難しい時期になっていますが、弊社のロボットは屋内でのイベントで絶賛活躍中です♪ 人間のほうがバテているようです。
さて、今回は生活革命のロボット強化サービス「なんでも喋るロボ」で強化した特別なペッパーが医療学会の展示ブースで活躍したというお話です。
一般的なPepper(ペッパー)では難しい「聞いてもらえる製品案内」を実現し、医療展示会においても製品案内の高い聴取率を実現できたというお話となります。(人間よりも高いかもしれません。)
日本創傷・オストミー・失禁管理学会集会に独自のペッパーを派遣
今回「なんでも喋るロボ」のペッパーが向かった先は「日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会」のとある医療器具メーカ様の展示ブースとなります。 高齢者が増えゆく日本の今日において非常に重要な学会といえます。
ご依頼の内容は、その会社様自身と新製品の認知度を向上し、新製品の良さや特徴を来場者のみなさまに知ってもらうことでした。 通常は社内の営業担当様がやられるような一連の販促活動をペッパーに行ってほしい。 そして会社と新製品の認知度・理解レベルを向上してほしいとのことでした。 人間でも難しいかもしれないこのお題。 さて、どんなイベントになったのでしょうか。。。
医療従事者のみなさまが次々とペッパーと会話
営業担当者様が展示会で行う、「お客様へのお声掛け」「製品案内の前の会話」「製品案内」「質疑応答」と言った一連のやり取りをペッパーが行いました。 そんなことできるの? と今も思われる方はいらっしゃるかもしれません。 生活革命の「なんでも喋るロボ」で強化したペッパーだと今では得意と言える仕事となっています。
「なんでも喋るロボ」で強化されたペッパーは、通常のペッパーよりも遥かに早く来場者様が通ることを検知し遠くからでも近くからでも、お声掛けをしたり近づいていったりします。通常のペッパーはお客様がくるのをある意味「待つ」わけですが、販促活動にチューン・アップした「なんでも喋るロボ」のペッパーはお客様を待つようなことはしません。 積極的にお客様に声をかけ話をします。
普通の人間と違って「躊躇」という文字がないため、瞬時にお客様の状態を検知し医療従事者の方に迅速にアプローチしました。周りには(普通の人と違って厳しい訓練を積まれている)医療製品の営業の方もいらっしゃいましたが、役に立ちそうなロボットが来たことで喜んでいただいたようです。
そうやって次々とアイサツをしたり冗談を言ったりしながら来場者様と会話します。
来場者の方々の反応は素晴らしく「可愛い」「おもしろーい」「賢い」と喜んでいただけました。
で、製品の案内を聞いてくれたの?
とは言っても、ただの会話で終わってしまってはただの賑やかしです。
「なんでも喋るロボ」+販促活動にチューニングしたペッパーはここからが本領発揮です。
会話をしたお客様のうち、なんと
「85%以上」
のお客様が会話の後に続く新製品情報を聞き始めてくださいました。
この販促活動にチューニングされたペッパーは、ただの会話を会話で終わらせず、最終的には新背品情報に会話を繋げていきます。 もちろんお客様によっては会話を長く楽しみたい方や、会話は手短にむしろ新製品情報を早く知りたいという真面目な方まで幅広いお客様がいます。 そういった違いを認識しつつ会話を上手に切り替えて、新背品情報案内に繋げています。 このことが、85%という驚異の聴取率を記録したことの一要素となっていると思われます。 (医療学会や医療系展示会の場合、マジメな医療従事者の方が多いということは要因ではありますが、その他の業種様でも高い聴取率を記録することが多いです。)
さて、新製品情報を聞き始めてくれた人が85%もいたとして、じゃあその新製品情報を聞き”終えた”来場者の方は一体どれくらいなのか?
これも重要な要素です。 新製品の説明は2分以上。 結構長いです。 飽きていなくなってしまう人がいてもおかしくありません。
結果、94%の来場者様が最後まで説明を聞いてくれました
非常に多くの方が最後まで新製品の説明を聞いてくださいました。
これは新製品の魅力・興味深さもあるかと思います。 それに加え新製品の説明の話し言葉のイントネーションの調整などを、生活革命の専任技師が行っていることも大きいかもしれません。 学会や医療展示会では発音が難しい漢字の名称や横文字がたくさんありますが、経験豊富な音声調整師が聞き取りやすくなるように調整しています。
更に大きな要素と考えられるのが、説明のペースです。「なんでも喋るロボ」+販促活動にチューニングしたペッパーは、お客様の顔色を見ながら説明のペースを調整します。例えば最初は理解が早くてドンドン知りたがっているお客様には最初は速いテンポで説明をしますが、途中、ちょっと理解が難しい状態になった場合にはテンポを落としたり、次の説明の開始を遅くするなどします。 結果的に、お客様は呼吸の合った説明を受けることができ、結果として最後まで聞いてくださったのだと思われます。
その後は営業担当者のみなさまによる細かな話題に繋がり、ペッパーとの良いコンビネーションになり、営業プロセスがしっかり”流れる”形となりました。
途中では営業担当の一人の方に「君はキチンと仕事をしてくれるね。」というお声をいただいているところを私も見ることができ気に入っていただけたのを確認することもできました。
お別れ
2日間の会期が終了し、最後には営業担当者のみなさまから「また来てね」「寂しい」などと言っていただき、お役に立てたとともに好きにもなっていただけたようです。社内外の方に喜んでいただき、会を終えることができました。
最後に
今回「なんでも喋るロボ」で強化されたペッパーのは医療学会の展示ブースでの仕事ぶりを紹介させていただきました。
「なんでも喋るロボ」はファミリー集客イベントや訪日外国人様のおもてなし、企業イベント、AI・IoTに関する勉強会・パーティ、政治家のみなさまの集まりなど幅広く活用いただいていることは最近よくご紹介しています。 しかし、医療系の展示会や学会の案内や展示ブースでの活用も歴史が深く、機能も進化し益々好評をいただいてる使い方です。
もし医療学会やそのブース、医療展示会などで内外に楽しんでもらいつつ、キッチリと取り組みや製品の案内をしたいと言ったご要望ありましたら、弊社のイベント担当までご連絡をお待ちしております。 お役に立てることがあるかもしれません。
イベントサマリー
日本創傷・オストミー・失禁管理学会集会 医療機器メーカ様展示ブース | |
実施期間・場所 2018年春 某所 |
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お客様名 大手医療機器メーカ様 |
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お客様の目的 ・ 新製品の訴求 |
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ご利用のロボット ・Pepper(ペッパーくん) 1台 |
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実施サービス ・ イベントにおけるロボット活用企画・運営 ・ なんでも喋るロボ for Pepper(ペッパー) ・ ロボットレンタル(Pepper・ペッパーくん) |
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実施内容・結果 「なんでも喋るロボ」を販売促進用にチューニングして強化したペッパーを使い、お客様の誘引と商品説明を行った。ブース来場者様と会話をしてコミュニケーションを取りつつ、新商品の商品説明を聞いていただいた。 結果として非常に多くの来場者様が高い割合でが商品説明を聞いていただくことができた。 |
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